補助輪の取れたばかり弟が自転車に熱い。保育園に行く前に姉を送りがてらひと乗り。夕方迎えに行くと回りで遊ぶ子供達の間を小走りで車に向かう。家に着くと玄関にディパックを投げて捨てて自転車にまたがって出発。
たった1週間前には緩やかな登りが乗れなくて一方方向からだけスタートしていたのに、窓越しに眺めればくるりとターンしてするする走り去って行く。登りには立ちこぎなんかして唖然とする上達ぶりだ。
その横を姉が力一杯走り抜け、ダートの坂を駆け上り、ぐるぐる団地の中を走り回っている。他の子供達が出て来る前に汗だくになった2人はなにか飲みたがって戻って来る。
弟が補助輪を取って乗れるようになったのは、姉の指導の賜物だ。前をしっかり見据える事、こぎ出したら次の脚をすぐこぐ事、後ろから自転車を支えながら粘り強く教えてたっけ。
7才と4才が2人きりで自転車に乗れる環境がここにある事に感謝だ。
そこで姉を先頭に、弟、私と3台で団地を出て近くの散歩コースをぐるりと走ってみた。
「皆で走りたい。だから弟が早く乗れるように教えて
いるんだ。」
と姉が言っていた事が、思いのほか早く現実になった。
姉は泣きながら乗れるようになった。
弟はにこにこで乗れるようになった。
みんな確実に成長を遂げている。 ( by Yoshiko )