野沢菜漬け
 
 味噌づくりで(2007年2月20日ヒメジオン日誌)お世話になっているKさんから「大根そろそろ良いわよ。野沢菜もつける?」と今年も連絡をいただいた。
信州はここの処朝晩の冷え込みが厳しい。いつも畑に一緒にお邪魔する友人と「晴れた日が良いね。紅葉もきれいだし、青空だと気持ちがいいもんね。」と勝手な事を言い、
天気予報をにらんで数日後に約束をした。
 我家のワンボックスカーにいつもの道具を積んで、りんご畑沿いに車を走らせると、すでに緑の真ん中でKさんが大根を引っこ抜いていた。挨拶もろくにしないうちに、
「大きいのから抜いて。これ運んでちょうだい。」と指示が飛び、葉付の大根十数本を指差す。葉をつかんで持ち上げる。重い。ここ半年ジムに通っていなければ、間違いなく腰を痛めるに違いない。
次に山になった大根の葉を大根ぎりぎりの所から包丁で切り落とし、それぞれの持参の袋に詰め、残りをKさんのトラックの荷台に積み込んだ。
大根の葉も袋と荷台に。荷台の葉は牛が喜ぶそうだ。私の葉は子供のごちそう。大鍋で葉を茹でて細かく刻んで干しえびやシラスと炒めて味付けをし胡麻をたんと入れてふりかけとする。大量に作ってもと「おいしい、おいしい」と
面白いくらいに減って行く。
 さて、Kさんがちょっと席を外したすきに乱れた息を整えつつ、お茶を一杯。上着を脱ぐ。暖まった体に冷たい空気が心地良い。
次は誰もまだ手を入れていない野沢菜畑に移動。牛の熟成した堆肥を専用の機械で30杯もまくと言う畑の
ふかふかの土から今年も太くて瑞々しくて立派な野沢菜が
ぎっしり生えている。畑の一角から次々に引き抜きカブを落とし葉を切ってコンテナに同じ方向に寝かして行く。
毎年少しづつ、後々の作業が楽になるように段どるコツを掴んだ。
そしてコンテナ2つ分を取り終えると、Kさんにお礼を
言い、荷台いっぱいの野菜と共に帰路についた。
Kさんは「いっぱい育ったからもらってもらって。またおいで」と言ってくださる。本当にいつもお言葉に甘えるばかり。
 家に帰るともう一仕事待っている。コンテナに水を張って、野沢菜の根元の土を洗う。それから4センチずつカットして漬け物樽に入れて行く。これはKさんに教えてもらった
野沢菜漬けの簡単バージョンで、その上に醤油と砂糖を煮溶かし酢を入れた調味料をかけ、重しをする。すると次の日にはまだ浅漬けのぱりぱりする野沢菜がいただける。
 「青菜は太陽の味がする。」とKさんは言う。
いただいたほうれん草を胡麻和えにし、野沢菜の納豆いため、大根の葉のふりかけに、ふろふき大根のネギ味噌かけで5分づきのご飯をいただいた。
体が浄化される思いがした。                      ( by Yoshiko )
 
 
ヒメジオン日誌
2007年11月19日月曜日