北アルプスが真っ白になった。麓の白馬のスキー場がオープンした。また、スキーの季節がやって来た。娘はスキーを初めて3年めになる。就学前だからフリーで滑れるラストチャンス。姉の姿を見て俄然やる気の弟3歳、あまり根性が無い。こわいようと、ひっくり返って動かなくなる姿が想像出来る。
そんな今年のシーズン前に、去年の我家のスキーストーリーを紹介しようと思う。
五竜&47の一日券を2枚手に入れた応募文である。
「家族でスキー」 2005冬
娘4歳から始めたスキー。ボーゲンが出来ないまま1年めは終わり今シーズンへ突入。
去年の暴走の記憶すら取り戻せないまま、転んでは泣き、立ち上がれずジタバタしては泣き、手が付けられない娘を父さんに託し、私一人リフトを待つ。見上げれば青い空は清々しい。何を煩うことがあろうか。
気づけば娘が隣に追いついて並んでいた。きっと前を向いたままの横顔に涙はない。
負けず嫌いのスイッチが入った。父さんと2歳の弟が手を振って私たちを見送った。
ステップアップしたきっかけは父さんのアドバイスだった。ほとんど平らと思われる斜面で足をハの字にさせて、ちょっと滑るとは止まらせた。コツを一気につかんだ娘は10分前とは別人となりスピードをコントロールし斜面をまっすぐ滑っていった。
核家族の私たちは2歳の弟もスキーに連れて行く。そして2人の親が交代で娘と滑る。
弟はというとエスカルプラザの中で遊んだりキッズエリアでソリをしたりして待つ。
父さんが戻ると私の番が来る。出発。難なくリフトを降りた娘はいきなりボーゲンで滑り出した。人にぶつかったりしないかと見ていると転んだ。でも、私の事を振り返りもせず、すっくと立ち上がると行ってしまった。
後を追う。くねくねとターンらしきものをしながら人混みの中に消えて行く。離された。焦る私だが、テレマーク、革靴、6年のブランクというハンデがあり、足の筋肉はぷるぷるし、息が切れる始末。
リフトの所で腰に手を当てた娘に「かあさん、おそい。」と叱られた。まさか5歳でこんな日が来ようとは思わなかった。
そして今は、娘にもテレマークの付加を負わせよう、そして私はプラブーツでパワーアップを計ろう、弟は来シーズンスキーデビュウをさせて等々、様々な思いを巡らしているところ。
そんなに遠くないうちに家族そろってスキーが出来そうだ。そして、それが終息を迎える日もまた遠くない。