個展
 
 初めての個展を東京深川で開いた。今まで知らなかったその土地に、現代の暮らしぶりと江戸時代の庶民の営みを垣間みる事ができ、とても親しみが湧いた。今日はその話をしてみようと思う。
 ギャラリーのオーナーは、犬も入れるカフェと犬の美容院も持っている、大の犬好きだった。個展期間中もギャラリーのテーブルの下には愛犬サニーちゃんが寝転んでいた。カフェでは「いらっしゃいませ。」と人間はコップで、犬はステンレスのボールでお水が出される。もちろん
(うーー)と喧嘩を仕掛ける犬も、(わんわん、あそぼう)とはしゃぐ犬もいない。飼い主の愛車で乗りつけ、美容院で身だしなみを整え、カフェの床でくつろぐ犬たち。うーーん、私の暮らしぶりより、かなり優雅ではないか。でも、そんなカフェにいるお客さんはというと普通の身なりで年配のご夫婦が食事したり、白髪のおじいさんが外人さん相手に身振り手振りも大きく話をしたり。気取らず、自然で、大都会東京という事を忘れるほどに、ご近所の日常生活そのままというのが印象的だった。 
 
 
 
ヒメジオン日誌
2006年8月6日日曜日