湖でキャンプ
 
 久しぶりにキャンプをした。長野の仁科三湖の一つ青木湖の湖畔にテントを張った。私のような自営業をしていると平日堂々と遊びに行けて良いなぁなどと思われるけど、実のところなかなか暇が作れない。ともすると日曜まで仕事をしている。今回は古い友人が子供達にキャンプを経験させたいと言い出し本当に来たので何とか時間を作った。天気も今ひとつだったがとにかく出かけた。
 夏の盛りを過ぎたキャンプ場は静かですいていた。水際のサイトがいくらも空いていたし、心地良いスペースを作り上げている先客も自前のカヌーを岸に舫い、のんびり過ごしているようだった。雨が本降りになる前にテントを組みタープを張り終えると、椅子に座りパーコレーターで、コーヒーを入れた。目の前に広がる深い緑の湖。タープに響く心地良い雨音。テントの中では子供達が子供の世界に遊び、しばし大人は日常を忘れる。
 翌日、隣人のカヌーに魅せられた子供達は、カヌーの形をしたボートを借りた。初めて小さな船で水に浮かび、滑るように湖面を走り出した時の子供の喜びと驚き。目を見開いて、「はーーー」と流れに声を合わせて。岸辺に沿って木々をよけながら進むと、林の中に別荘が見え、プライベートの小さな桟橋があった。水鳥が数羽浮いているのを眺め、友人艇がはしゃいで騒いでも、私たちはただただ心地良いひとときを、のんびりのんびり過ごすだけで十分だった。
  とても贅沢な時を過ごせたと思う。来て良かった。こんなに近くにこんなに素晴らしい所があるなら、時にはそこに身を置くゆとりも作ろうと思うのだった。(by  Yoshiko)
 
 
 
 
 
ヒメジオン日誌
2006年9月24日日曜日