弟の保育園生活も残すところ4日となったその日、
そこに泰木房のどうぶつシリーズの特別注文品、
どうぶつ本棚を納品に行った。
この保育園は小さい子からリス組、ウサギ組、クマ組、キリン組とクラス分けされているので、その4種類のどうぶつをモチーフにした本棚である。
材料は長野県産材指定。長野には奥深い山があり、たくさんの木材が流通していると思われる方も多いと思うが、
サクラ等の広葉樹の材は細いうちに切られ薪やチップにされ、県産材指定を受けたら針葉樹の集成材が使われるのが現状だ。泰木房は広葉樹にこだわって、個人の所有者から譲り受けた山桜材を使った。
分厚い木にどうぶつ達の顔がつるつると磨き込まれた力作となった。荒々しい木目も美しい。
その日は就園前のこども達がお母さんと遊びに来る部屋で、組立を行った。折しもそこでは、お楽しみ会が開かれおり、親子と木工職人が共に作り上げたように見せる演出で、子供とお母さんと一緒のヤラセの写真を撮った後、
みんなはお楽しみ会に突入、手遊び歌を次々と歌い、踊るように手を動かす。
その中で夫と私は黙々と組み立てを続けた。
分厚い無垢のサクラは時を経て艶やかなアメ色に姿を変えて、小さなこども達の成長を見守り続けて行くだろう。姉から弟と7年間通い続けた保育園で。 ( by Yoshiko )