アメとむち
 
 子供って朝起きた時からなんでか機嫌が悪い事があります。 
今朝の弟(3歳)がそうでした。朝ご飯の席に着いたとたん、怒り出し「どーしたの?」とやんわり聞いたって赤ん坊返り、口もきかず箸を投げたから食卓からの退去命令。しばらくジタバタ。
 なんとか、姉の見送りに間に合い一緒に外に出たと思えば、お気に入りのトミカ(車の絵)の傘が無い!!保育園に忘れて来てしまった!!
「やーだ!」泣いてすねて動かなくなってしまいました。いろんな傘を出したって、
「やーだ!」母さんだって嫌になってしまいます。隣の大好きなお姉さんに声をかけられたって、そのお母さんがなだめたってダメ。とことんダメ。
 そんな時は父さんに一声かけて、玄関に置いてってしまいます。とりあえず、姉を集団登校の集合地へ置いて来る方が先。
 戻ると、ちゃんとデイパックかついで「とーさんといく!」と怒っています。(父さんと車で行くには、早すぎる。私と歩いて行けば丁度いいのに......)
 「うーちゃん、アメ一個食べながら、かーさんと歩こっか?」
弟の表情が一気に和みました。本当に小さい黒糖のアメ一つ。
うちではこれだってなかなか出て来ない代物です。取って戻ると、すでにニコニコ顔。それを見ていたお隣さんが、あきれて言いました。
「お姉ちゃんの時と、違うよね。」そうなんです。姉の時には真剣にその理不尽さと戦いました。そして弟には手ぬきをする事を学びました。
でも、ご機嫌でバス停まで一緒に歩き、ニコニコ顔で
バスから投げキッスして行く方がお互い気持ちいいものです。アメとむち。こんな言葉が浮かびました。
それには、まずアメを子供に稀にしか与えない事が効を奏するようです。              (Yoshiko)
 
 
 
 
 
ヒメジオン日誌
2007年5月29日火曜日