布団に入った子供達に「まいごのどんぐり」という絵本を読んだ。
読んでいるうちに泣けて来た。一緒に娘も泣いた。「いい話だったね。」
と、鼻をすすって眠った。
朝いちばんに「いい話なんだよ。父さん。」眠ている父さんに向かって言っていた。
夜、また読んで欲しいという娘に 「代わりに読んでよ。」と父さんが頼むと読み始めた。
どんぐりの名はケーキ
コウ君と仲良し
ある日どんぐりは迷子になって
落ち葉の下で眠ってしまった
春になるコウ君はランドセル姿
そして、高校生になり
森は街に変わる
空ばかり見ていたどんぐりの木は
ある日コウ君の足音を聞いた
嬉しくてどんぐりを沢山落とす木
コウ君はそれを一つ拾って気づくのです
「ケーキ?」
大人になったコウ君と
大きくなったケーキ(どんぐりの木)の再会です
そしてふたりは時々、一緒に空を見ます
うれしいことです。うれしいことです。
ケーキは言います。
読み進むうちに娘の声が震えて、声を殺して泣き始めたのは、昨日、私が涙した所と同じところでした。
切れ切れの言葉を読み繋ぐと鼻をすすって眠りました。
寝たふりしていた私ももう一度泣いてしまいました。
( by Yoshiko )