畑でこんにゃく芋を育ているのを見た事がありますか?パラソルの様に上の方にだけ葉を広げているその姿を見たのは、私が随分大人になってからの事でした。
秋に掘り起こして保存し、春に埋め直し3年がかりで大きくするのだと聞きました。
それから長い時を経て、その芋からのこんにゃくを作る機会に恵まれました。
娘の同級生のおばあさんが実際に作って行く過程を見せてくれて説明してくださいました。
信州に越してから、手作りのこんにゃくを差し入れて
くださる方々が出ました。作り方を訪ねても「だいたい.......適当に.....」というかなり個人の感覚による所が大きくて、「口では説明出来ないねぇ」とおっしゃいます。
経験の必要を感じるばかりでした。
土地柄、地元の市でこんにゃく芋を手に入れる事が出来ました。赤みを帯びたぶつぶつ顔、中央の窪みに角のある子鬼のようなその芋と、ぷるぷるのこんにゃくとを結びつける至難の業の手ほどきです。
芋の皮を剥く。重さを量ると560gあった。
重さの7%〜5%のソーダを用意する。
鍋に水を入れ芋を擦りおろす。1時間ぐらい置く。
上澄みの水を捨てる。
火にかけてヘラで練る。指を差し入れお風呂より熱いくらいで火から下ろす。
お湯で溶いたソーダを入れよくかき混ぜる。平らなパットに入れて涼しい所に置く。
固まったら、四角く切って温いお湯の入った鍋にいれ、底にくっつかない様に下からゆっくり掻き混ぜる。ぐつぐつ煮えてから10分くらいで火を止める。
そのまま冷ましてあくを抜く。
薄くスライスしてお刺身としていただく。
こんにゃくが固まるまでのひと時、おばあさんからお茶を頂きました。手作りの野沢菜漬けやかす漬けなどをお茶うけにと、沢山並べてくださいました。
その暖かさとこんにゃくの柔らかく固まる様が重なり,ここの家のおじょうさんは沢山の家族の柔らかさの中でのびのびと成長しているなぁと、感じました。
おばあさんの与えてくれるかけがえの無い ゆとり よゆう、そんなものを娘に与えてあげられているだろうか。
そんな事を思いました。
(by Yoshiko)