先日、小学校の参観日に栄養士の方を招いての「食育」の講演があった。あまりに我家の食生活に当てはまらずに愕然とした。
今の子は肉が好きで野菜嫌いだと言う。魚の骨や果物の種や皮等の障害物のある食べ物を苦手とし給食で残す子が多い、等々。
ウチでは7歳と4歳の子がサンマの苦い腹や皮を欲しがる。骨も口から器用に出すし、アジの開きの頭や目まで食べようとするので
「今の時代は海も汚染されているかもしれないから、やめておこう。」
と下げてしまう。講師の方が挙げた避けられる料理も
全部この子らの好物だった。
「カボチャの煮物」は大きなのを半分づつ煮こんでも2日で無くなるし、
「きんぴら」はレンコンでもゴボウでも喜ぶ、一番の好物かもしれない。
おからを見かければ『「卯の花」を作って』と言うし、「煮物」は「かあさん、こういうのが好きなんだよ。」と娘がにっこり笑う。この姉弟が果物を残した事が
あるだろうか。夏みかんも中身だけ上手に取り出す。
1番前で聞いていた私は何もうなずけないまま、身の置き場に窮した。そして子供達は肉好きだと言う話で、いよいよ辛くなった。
娘は小学校に入ってから肉が嫌いなのだ。それも偏食の
1つである事には変らないのだが。複雑な心もちのままに講演は終了した。
担任の先生によると給食であらかじめ娘の取り分けた肉はおかわりする子の胃袋に消えると聞いて、食べ物を捨てずに済んでいるらしい事に一安心した。
それから暫くしたある日、娘が「私は下痢をした事が無いんだよ。下痢ってどんなふうになるの?」と真面目に聞いて来た。「うそ?」
少なくとも胃腸に負担の無い食生活を送れているようだ。
( by Yoshiko )