我家には要らなくなった紙の小箱を入れておく袋がある。
バターや化粧品、ティッシュボックス等の箱、トイレットペーパーやラップの芯なんかの不要品を入れておく。
子供達は雨の日や休みの日にそこを覗いては、幾つか取り出し電車やダンプ、犬みたいな恐竜やら作っている。
セロテープを使うと必ず父さんや私に「セロテープ工作は嫌いだ。のりを使え。」と言われる。だから姉はのりを使おうと試みる。
弟は「ねーね、しょうぼうしゃ作ろう。」などと姉を誘う。2人であーでもない、こーでもないと1時間くらい夢中になることもあれば、もめることもある。
大抵は姉が怒鳴り弟が泣く、もう少しこじれると姉が泣き声を上げる。弟に噛まれたのだ。
2人で作ったものは暫くは取っておく。時に任せて風化してくると、少しずつ間引いて捨てて行く。
ところがこの頃、弟が一人で何か作ろうと袋の中のものを全部持って来ては、じょきじょきと切り刻みセロテープで貼ってしまう。そしてそれを大切にとっておくから始末に負えない。部屋は雑然と片付かない。
何か作りたい。と言う気持ちが生まれたことを良しとし、休日にこっぱ工作を再開してみた。父さんの仕事で出た木片の中で面白そうな形の物を取って置き、箱に入れてある。
子供達は木工ボンドでそれを接着し好きな形を作る。
うちにとっては実に安価な遊びだ。
雨の日玄関のポーチで蚊取り線香を付けながら、2人でこっぱ工作に励んでいると、お隣の子供達も参加した。
作品がポーチにどっさり置いてある。
これも写真を撮って、時に任せるとバラバラと朽ちて
行き、燃やされる。
この後、充実した2人はぬるめの風呂には入り、
ひとしきり水を掛け合ってきゃーきゃー騒いだ。
姉弟はうるさいが良いものだ。一人っ子の私は思う。
( by Yoshiko )